アムトラックは31日、北東回廊(Northeast Corridor)のフラッグシップ高速列車「アセラ(Acela)」に導入される新型車両「アヴェリア・リバティー(Avelia Liberty)」のインテリアを公開しました。アムトラックでは、新型アセラの運行開始を当初2021年としていましたが、パンデミックによる人員不足や車両製造元であるアルストム(Alstom)の納期の遅れなどの影響により、運行開始時期を2022年に変更していました。
なお、現時点において新型アセラの具体的な運行開始時期についての正式発表はまだありませんが、アムトラックの新たなフラッグシップ車両のデビューが今から待ちきれません。
※2023年6月現在、新型アセラの運行開始は再々延期され2024年頃からとなっています。
ファーストクラス
ファーストクラスのシートは2列+1列配置となっており、ヘッドレストに赤のアクセントが入っているのが特徴です。また、事前座席指定に対応するための液晶ディスプレイが荷棚部分に設置されています。
モックアップでは用途に合わせてサイズを変更できるテーブルとなっていましたが、実車ではごく一般的なドリンクホルダー付きのテーブルに変更されたようです。フットレストはモックアップと同じものが装着されています。
車両中央の一部がテーブル付きのボックス席になっている点などは、旧型アセラと同じとなっています。また、天井や車端部には、列車位置情報、停車駅案内などが表示されるディスプレイが設置されています。
ビジネスクラス
ビジネスクラスは2列+2列配置となり、ヘッドレストにはブルーのアクセントが入っています。
ビジネスクラスにもボックス席が設けられており、テーブルは各座席ごとに折り畳むことができるようになっています。また、ファーストクラス同様に充電用コンセントやUSB充電ポートなども設置されています。
シートにはLED読書灯が設置されています。
アメニティー
軽食などを購入できるカフェカーもモックアップとほぼ同じデザインが採用されており、メニューなどを表示する部分は液晶ディスプレイとなっています。また、セルフ会計システムなども導入される予定です。
トイレはバリアフリー対応で、広々としたスペースとなっています。こちらもモックアップとほぼ同じデザインとなっています。
各車両に大型荷物置き場も設置されています。
Source: Amtrak
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