リンク、イーストサイド延伸プロジェクト(ベルビュー・ダウンタウン駅編)

サウンドトランジット(Sound Transit: ST)は、シアトル・ダウンタウンと東部に位置する郊外都市ベルビュー(Bellevue)やレドモンド(Redmond)などを結ぶ全長約29kmのライトレール路線、ライン2(Line 2)を建設中です。現在、建設工事は大詰めを迎えており、2023年開業区間であるインターナショナル・ディストリクト・チャイナタウン(Intl District/Chinatown)駅〜レドモンド・テクノロジー(Redmond Technology)駅間では、駅や線路などはほぼ完成しています。11月には実際の車両を用いた建築限界測定も実施されました。今回は、2023年に開業する新駅12駅のうち、イースト・メイン(East Main)駅の建設状況についてフォトレポします。

マップ
Image: Sound Transit

ベルビュー・ダウンタウン駅は、急成長が続くシアトルのエッジシティであるベルビューの中心部に設置される駅です。駅前にはベルビュー市役所、マイクロソフトをはじめ、多くのオフィスビルが建ち並んでいます。また、商業施設、ホテル、美術館なども徒歩圏内にあり利便性の高い駅となりそうです。なお、この駅ではパーク・アンド・ライドは実施されません。

西側エントランス

ベルビュー・ダウンタウン駅のイメージ(左)、現在の様子(右)
Image: Sound Transit

ベルビューのダウンタウンへは主にこのエントランスを利用することになります。多くの利用者が見込まれることから駅前の空間も広々としています。当駅からマイクロソフトのレドモンド・キャンパスなどがある「オーバーレイク・ビレッジ(Overlake Village)」駅までは10分、ワシントン大学へは31分でアクセスできるようになります。

メインとなる西側エントランスには、エスカレーターおよびエレベーターが設置されています。

東側エントランス

ベルビュー・ダウンタウン駅のイメージ(左)、現在の様子(右)
Image: Sound Transit

東側エントランスの全景です。バックにはマイクロソフトが入る「シティ・センター・プラザ(City Center Plaza)」が見えます。

エントランスを真横から見た様子です。ガラスを多用したモダンな駅舎です。

別方向から見た東側エントランスです。まだ周辺工事が続いています。こちら側の駅舎の壁はガラスを採用していないので、再開発ビルが建設されるのかもしれません。

ホームおよび駅全景

ベルビュー・ダウンタウン駅は2面2線の駅となります。急勾配の地形の上に建設されており、高架、地上およびトンネル部分が存在するユニークな構造の駅となっています。

駅全体を見た様子です。駅周辺の道路はかなり勾配がきついのがわかるかと思います。

トランジットセンター

西側エントランスの前には路線バスが発着するトランジットセンターもあるので、ベルビューの交通ハブとして重要な役割を果たすことになります。

Source: Sound Transit

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