ノルウェー国鉄(Vygruppen AS: Vy、旧NSB)の車両を保有・管理する「Norske tog AS※」は、主にオスロ近郊で使用される新型通勤電車30両をアルストム(Alstom)に発注したと発表しました。新型車両は、スウェーデンで15年以上の運行実績があるコラディア・ノルディック(Coradia Nordic)をベースとした車両となり、同社が保有する車齢40年以上の通勤車両が置き換えられることなります。なお、この契約には170両のオプション契約も含まれており、オプション契約も含めた契約金額は最大で42億ノルウェー・クローネ(約542億円)となります。
新型車両は2023年に製造開始され、2024年から試験走行を開始、2025年にエストフォル線(Østfold Line)から営業運転を開始する予定です。全車両が導入されると200両が揃うことになり、ノルウェー国鉄の新しい顔として活躍することになります。
エクステリア
ダークグレーを基調としたカラーリングが渋くてカッコいいデザインです。窓周りはブラック、ドアの周りにはオレンジ色のアクセントカラーが入っています。
先頭部分はスピード感のある流線型デザインとなっています。
新型車両は6両1編成で定員778人(着席定員294人)となり、置き換えられる旧型車両と比較して定員が4割増となります。
この新型車両がノルウェーの雪景色を走る姿を想像するだけでワクワクしますね。
インテリア
車内は北欧らしい白を基調に木目調のアクセントが入った洗練されたデザインとなっています。
車両中央は低床部分となっており車椅子スペースが設置されています。そのため、通常床下に設置されている機器類が屋根に設置されています。また、ラッシュ時に対応するためクロスシートの座面は折りたたみ式となっています。
Source: Norske tog
※Norske Tog ACはノルウェー運輸・通信省(Norwegian Ministry of Transport and Communications)が100%出資する会社で、ノルウェー国鉄は同社から車両をリースする形で運行しています。
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