アイルランド国鉄、2025年から運行開始予定の新型車両のモックアップを公開!

アイルランド国鉄(Irish Rail)とアルストム(Alstom)は29日、「ダブリン高速輸送(Dublin Area Rapid Transit: DART)」に導入予定の新型通勤車両の実物大モックアップを公開しました。新型車両は、アルストムのモジュラー設計を採用した通勤電車ブランド「X’trapolis」をベースにしたもので、これまでに合計185両(5両編成37本)の発注が確定しており、今後10年間で最大で750両が導入される予定となっています。なお、これまでに発注された車両の内訳は、5両編成の電車が6本、同じく5両編成の蓄電池電車が31本となっています。新型車両は、2025年からダブリン中心部と約56km北に位置する郊外の街「ドロヘダ(Drogheda)」を結ぶ区間に投入され、その後、順次運行区間を拡大していく予定となっています。

フランス国鉄、第4世代のTGV車両となる「TGV M」を追加発注!2024年以降にデビュー予定

フランス国鉄(SNCF)は8月18日、2024年からTGV(フランスの高速鉄道)の主要路線である「南東高速線(LGV Sud-Est: LN 1)」などへの導入が予定されている新型車両「TGV M(Mはモジュラーの頭文字)」を、15編成追加発注したと発表しました。TGV Mは、SNCFとフランスの車両メーカーであるアルストムが第4世代のTGV車両として2016年から共同開発を開始したもので、2018年に100編成が発注されました。なお、同車両のアルストムにおけるブランド名は「アヴェリア・ホライゾン(Avelia Horizon)」となっています。TGV Mのプロトタイプ車両は2022年後半から試運転を開始する予定で、量産車両は2033年にかけて導入される予定です。