ブライトライン、オーランド国際空港〜タンパ間の延伸工事に向けて連邦補助金を確保

アメリカ初の民間高速鉄道であるブライトライン(Brightline)は1日、計画中のオーランド国際空港からタンパ(Tampa)までの延伸区間約67マイル(約108km)の整備に向けて、米国運輸省(United States Department of Transportation : USDOT)からおよそ1,600万ドル(約21億5,000万円)の補助金を確保したと発表しました。同社は今回の予算確保を受けて、延伸区間の建設に必要な構造物設計や必要な環境許可の取得を進めるとしており、インターステート4号線(Interstate 4: I-4)に沿う形で建設される立体交差区間のうち、15%〜30%にあたる構造物の設計を終えることができるとしています。

Image: Brightline

現在ブライトラインは、マイアミ(Miami)からウェストパームビーチ(West Palm Beach)までの区間で都市間列車を運行していますが、2023年初めにはウェストパームビーチ駅からオーランド国際空港駅までの延伸開業を予定しています。今回新たに一部予算を確保したタンパまでの延伸区間には、ウォルトディズニーワールドリゾートの最寄駅となるディズニースプリングス(Disney Springs)駅が設置される予定で、完成すると米国内外からディズニーワールドへ訪れる観光客の利用も期待されています。

なお、ディズニースプリングス駅は当初2023年開業予定とされていましたが、現在のところ2024年に着工し2026年に開業する予定となっています。

Source: Brightline

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