ドイツ鉄道(Deutsche Bahn AG)およびオーストリア連邦鉄道(Austrian Federal Railways: ÖBB)は、両国から欧州各地を結ぶ国際列車の旅客需要が今年末までに5年前と比較して4割程度増加すると予想しています。この旅客需要の急拡大を受けて両鉄道は、2030年までに国際夜行列車「ナイトジェット(Nightjet)」の利用客数を倍増させていく考えを示しました。これを受けて、今年12月からベルリンおよびウィーンからパリおよびブリュッセルを結ぶナイトジェットが設定される予定です。これらの列車は週3往復で運行される計画ですが、2024年秋頃からは毎日運行になる予定です。また、その他の国際列車についても、新ルートの設定や、車両更新などを積極的に進めていく計画で、定時制や快適性の向上が図られることになります。
Image: ÖBB
なお、ÖBBはナイトジェットに新型車両を投入することをすでに発表していますが、同車両の運行開始時期は、当初予定から半年程度遅れて今年末から来年初めごろになる予定です。またデビュー路線は、ウィーンおよびインスブルックとハンブルグを結ぶ路線からになる予定で、当初発表されていたオーストリアおよびドイツからイタリア各都市を結ぶ路線には2024年中の投入が予定されています。
コメントを残す