LAメトロの新ライトレール路線「Kライン」が10月7日に部分開業!

LAメトロは22日、建設中の新ライトレール路線「Kライン(旧名称: クレンショー・LAXライン)」のうち、エキスポ・クレンショー(Expo/Crenshaw)駅からウェストチェスター・ベテランズ(Westchester/Veterans)駅までの区間を、10月7日(金曜日)正午に開業すると発表しました。Kラインは、Eラインのエキスポ・クレンショー(Expo/Crenshaw)駅からイングルウッド(Inglewood)を経由して、Cラインのアビエーション・LAX(Aviation/LAX)駅までを結ぶ全長約14kmの路線として2014年に着工されました。なお、ウェストチェスター・ベテランズ駅からアビエーション・LAX駅までの区間については、2023年秋頃の開業が予定されています。

ロサンゼルス国際空港、2023年に開通予定の新交通システムの車両を公開!

ロサンゼルス国際空港(LAX)を管理運営するロサンゼルス・ワールド・エアポーツ(Los Angeles World Airports: LAWA)は1日、2023年の開業に向けて建設工事を進めている新交通システム(Automated People Mover: APM)の車両を公開しました。APMの車両には、アルストム(旧ボンバルディア)社製のInnovia APM 300が採用されており、運行開始までに合計44両(各車両の定員50名)が導入される予定です。新交通システムは全長2.25マイル(約3.6キロ)に合計6駅(ターミナルエリア内3駅、ターミナルエリア外3駅)が設置され、利用客の多い午前9時から午後11時の間は4両編成の車両を2分間隔で運行する予定です。

ロサンゼルス国際空港、2028年夏季オリンピックに向けて新ターミナルなどを整備

ロサンゼルスでは、2028年に開催される夏季オリンピックに向けて様々なインフラ整備が進行中です。中でも、空の玄関口であるロサンゼルス国際空港(LAX)については、パンデミック前の年間旅客数で世界第3位をほこっていた空港でありながら、ターミナルへ直結する鉄道アクセスがないという最大の問題を解消するため、新交通システムの建設やLAメトロの新線建設工事などが急ピッチで進められています。そんな中、LAXを管理・運営するロサンゼルス・ワールドエアポーツ(Los Angeles World Airports: LAWA)は、2028年夏季オリピックの開催に合わせて新たなターミナルおよびコンコースを整備する計画「誘導路およびターミナル近代化プロジェクト(Airfield and Terminal Modernization Project: ATMP)」を進めています。

LAメトロ、エアポート・メトロ・コネクターの起工式を実施

LAメトロ(Los Angeles County Metropolitan Transportation Authority)は、ロサンゼルス国際空港(LAX)で建設中の新交通システムとLAメトロのライトレール路線を接続する9億ドル(約900億円)規模のプロジェクト、エアポート・メトロ・コネクター(Airport Metro Connector: AMC)の起工式を実施しました。本プロジェクトが完成すると、ロサンゼルスにとって長年の悲願であった空港への鉄道アクセスが初めて実現することになり、2028年にオリンピックが予定され、完全車社会からの脱却を目指すロサンゼルスにおいて、非常に重要な役割を果たすプロジェクトになります。なお、プロジェクトの完成は2024年ごろを目指しています。

ロサンゼルス国際空港で建設中の新交通システムとは?

ロサンゼルス国際空港(Los Angeles International Airport: LAX)はアメリカ西海岸のゲートウェイ空港で、航空旅客数は実に年間約8,750万人(2018年)で世界第4位(アメリカ国内ではアトランタに次いで第2位)の巨大ハブ空港です。現在はコロナ禍の影響で日本からの直行便は限られていますが、2020年3月の羽田空港の発着枠の拡大後は、羽田から7便、成田から4便、関西から1便と、毎日12便もの直行便の運行が予定されていました。コロナ終息後には、以前のように観光やビジネスでアメリカを訪れる多くの日本人で賑わうことでしょう。