アムトラックのFacebookページによると、パンデミック以降長期運休となっている「カスケーズ(Cascades)」のバンクーバー〜シアトル間において、運転再開に向けた試運転(Re-qualification run)が開始されたとのことです。運休中の区間であるバンクーバー、パシフィック・セントラル(Pacific Central)駅からシアトル、キングストリート(King Street)駅までの所要時間は約3時間で、パンデミック前には1日2往復のカスケーズが運行されていました。カスケーズは現在、シアトル〜ポートランド〜ユージン(Eugene)間2往復(列車番号503/508、500/505)、シアトル〜ポートランド間1往復(列車番号504/507)のみの暫定ダイヤで運行されています。
今のところアムトラックからカナダ直通区間の具体的な再開日時は発表されていませんが、春以降の運転再開を目指しているようで、近々運転再開の正式発表があるようです。
カスケーズの運行ルート
アムトラック・カスケーズはワシントン州およびオレゴン州からの支援を受けて運行されているインターシティ列車です。運行区間は、カナダのバンクーバーからオレゴン州ユージーン(Eugene)間の総延長467マイル(約752km)となっています。なお、利用客はシアトル〜ポートランド間が最も多く、パンデミック前の同区間では1日4往復(コースト・スターライトを除く)が運行されていました。
バンクーバーのパシフィック・セントラル駅で、またカスケーズの車両が見られるようになるまであと数ヶ月といったところでしょうか。
コメントを残す