アトランタの地下鉄路線を運行するマルタ(Metropolitan Atlanta Rapid Transit Authority: marta)は、旧型車両の置き換えを2023年より開始します。新型車両はスイスの鉄道車両メーカー、シュタッドラー・レール(Stadler Rail)によって製造されます。マルタではこの新型車両の製作にあたりできるだけ利用者の意見を取り入れるため、2021年5月31日までこちらから車両デザインに対する意見を募集しています。なお、量産先行車両は2022年に登場する予定です。
CQ400形の以前のニュース記事はこちらから。
エクステリアデザイン
エクステリアデザインは以前公開されていたものと大きく異なります。流線型の前面にイエローのアクセントが加えられています。地下鉄車両というよりは通勤車両の外観に近い感じです。
こちらはスケッチですが、側面もビートが廃止されフラットになるのでしょうか。
インテリアデザイン
新型車両は当初公開されていたイメージでは2両1編成でしたが、新しいイメージでは4両1編成となっています。
シートレイアウトは2パターンから選択されるようです。どちらのパターンもロングシートおよびクロスシートの組み合わせとなります。
日本の交通バリアフリー法に相当する「障害を持つアメリカ人に関する法律(Americans with Disabilities Act of 1990: ADA)」に準拠するため、車椅子スペースなどが設置されます。
車椅子エリアは最近の日本の通勤電車と同じように視覚でわかるようにするようにするため、色分けがされるようです。
車椅子スペースのほかに自転車がおけるスペースも設置が検討されているようです。
また、スーツケースなどの大型荷物に対応したスペースも設置されます。マルタはアトランタ空港に直通しているので、空港利用者にとっての利便性が向上しそうです。
以前公開されていたイメージではドア付近の手すりにミニテーブルのようなものが描かれていましたが、今回の案では省略されています。
ドア付近にはパーティションも設置されるようです。
Source: MARTA, Stadler Rail AG
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