ニューヨーク地下鉄の駅改良プロジェクト(Broadway駅編)

N・W系統が走るアストリア線(BMT Astoria Line)沿線は、マンハッタンへのアクセスが良く、レストランやバー、スーパーなども充実していることから特に若者に人気のエリアとなっています。しかし、同線は運行開始から100年以上が経過し老朽化が著しいことから、マンハッタン側の起点駅であるクイーンズボロ・プラザ(Queensboro Plaza)駅を除いた6駅すべてが、MTA(Metropolitan Transit Authority)が進める駅改良プロジェクト(Enhanced Station Initiative: ESI)の対象となりました。MTAのホームページでも「A Renewed Astoria Line」と題して特設ページやプロジェクト紹介ビデオを制作したりと、アストリア線に対する期待が大きいことが伺えます。

MTAのプロジェクト紹介ビデオ
Rebuilding The Astoria Line

今回は、アストリア線の中からブロードウェイ(Broadway)駅のリニューアルについてフォトレポします。なお同駅のリニューアルは2019年1月に完成しました。

マップ
エントランス

出入口の階段付近には、周辺地図などが表示されるディスプレイが設置されています。古くて汚いニューヨーク市地下鉄の印象が一気に変わりました。

ガラス仕切りがモダンな印象を与えます。手摺りにもLED照明が組み込まれています。

コンコース

天井には木材を使用し、壁面にはアートワークが設置されています。

LED照明、床材の更新などが行われています。改札機はOMNYに対応しています。

待合スペースとブロードウェイ駅のアートワークです。

ホーム

ホーム階への階段も完全にリニューアルされています。

路線図と情報提供ディスプレイです。

カウントダウン方式の発車案内ディスプレイです。

最後はブロードウェイ駅を発車するR160形車両とともに。

Source: MTA, ARUP

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