MTAは、ニューヨーク市地下鉄のタイムズスクエア(42 St-Times Square)駅の新エントランスの共用を開始しました。新エントランスは、多くの地下鉄路線が集結する42ストリートの利便性向上を目的としたプロジェクト「42ストリート・コネクション(42 St Connection)」の一環として整備されたものです。同プロジェクトでは、これまでにタイムズスクエアとグランドセントラル(Grand Central)を結ぶ42ストリートシャトル(42 Street Shuttle)の拡張・更新工事をはじめ、タイムズスクエア駅およびグランドセントラル(Grand Central)駅のバリアフリー化工事、さらにタイムズスクエアとブライアントパーク(Bryant Park)を結ぶ改札内連絡通路の整備などが実施されています。今回の新エントランスの共用開始により、およそ3年間をかけて進められた同プロジェクトが完了することになります。
Source: MTA
完成した新エントランスのイメージ
新エントランスは、ニューヨークの新年の打ち上げが行われることで有名なビル「ワン・タイムズスクエア(One Times Square)」にあります。エントランスの屋根のデザインは、238枚の三角形のガラスを使用して、年越しのカウントダウンに使用される「タイムズスクエア・ボール(Times Square Ball)」を模したものとなっています。
ワン・タイムズスクエアと新エントランスの屋根です。
バリアフリーへ対応するため新たなエレベーターも整備されました。
新エントランスの階段です。エントランスの周辺はまだ工事が続いています。
地下コンコースとを結ぶエレベーター入り口です。今回のバリアフリー化工事で設置されました。
ずらりと並んだ改札機です。タイムズスクエア駅は、1日約64万人が利用するニューヨーク地下鉄の中で最も利用者数が多い駅となります。
コンコースの照明類はすべてLED照明に更新されており、モダンな印象に変わっています。
路線番号がずらりと並んだ案内表示はいかにもマンハッタンの主要駅といった感じです。
2021年9月に完成した42ストリートシャトルの改良工事と連絡通路
リニューアルされた42ストリートシャトルのホームです。
ホームが拡張されているほか、床や照明も更新されています。2016年に立ち上げられた「駅改良プロジェクト(Enhanced Station Initiative: ESI)」で採用されたものと同じく、黒を基調としたシックなデザインが採用されています。
タイムズスクエアとブライアントパークを結ぶ連絡通路です。この連絡通路をとおることで改札を出ずに両駅の間を乗り換えできます。
通路にはデジタルサイネージも設置されており、薄暗さはありません。
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